見直したいひとこと『あそこのおうちはいいわね』
知り合いが宝くじを当てたとか、お友達家族が長い海外旅行に出かけたとか、いいなぁとおもいます。
うらやましいのは嘘ではないので、口に出してしまいます。
うらやむようなことを言ってばかりで、聞いている家族はどう思うのか?
ご主人様は、そんな話を聞かされるたびに、“どうせ長い海外旅行なんて連れて行かれないよ"
と、心の中でひねくれてしまっているかも?
子どもは?
うらやむ言葉ばかり聞かされている子どもは・・・
劣等感の塊みたいになってしまいます。
うちは無いものだらけ、ダメなことだらけ。
それってたぶんよくないことなんだよね・・・と、次第に劣等感がうまれてきます。
親がうらやんでばかりいるとどうしてだめなの?
「あそこのおうちはいいわね」といううらやむ言葉。
裏を返せば、「うちにはあれがない、これがない・・・」と言っているのと同じです。
人をうらやむというのは、ひがむということの入り口と言えます。
子どもは大人の話を聞いていないようでよく聞いています。
だから、うらやんでいる言葉も、子どもはちゃんと聞いています。
子どもにとっては、うらやむ言葉を聞かされている、といったほうが正しいかもしれないです。
子どもは親の言葉や態度をよく見ていて、真似をするので、
幼稚園や学校で、うらやむ言葉を口にするようになるかもしれません。
「うちにはあれがない、これがない・・・」と、口にするかもしれないですよ。
うらやむ言葉をやめるには努力が必要
うらやむ気持ちはうそではないし、うそではないから口に出てしまうんですよね。
これは、なかなかすぐに直るものではないと思います。
でも、努力すれば直らないものでもないんです。
「いいなあ」と口にしたあと、一度その後言おうとしていることの意味を考えてみる。
目の前にいる家族が聞いて、嫌な思いをする家族はいないかな?と考えてみる。
そう考えてみるだけで、言おうとしている言葉は違ってきます。
そんな努力を意識的にしていると、次第にうらやむ言葉を口にしなくなります。
まったく口にしなくなるのは無理かもしれないけれど、口にする回数は減っていくと思います。
まとめ
うらやむ言葉ばかり言っていると、聞いている子どもには劣等感がうまれてきます。
「うらやましい」と口にしたくなったら、一度考えてから、次の発言をする努力をしてみよう。
考えて発言するくせがついたら、うらやむ言葉を口に出さなくなっていけるはずです。